ここから自分の中でスイッチが入り、一気に沢田知可子の世界へと
自ら飛び込んでいた・・・。いつもは、ゆっくりと少しづつなのに・・・。
「オリビアを聴きながら」この楽曲、ほんと個人の思いとしては、あの
尾崎亜美さん以外は歌えきれないとかたくなに信じていました。
初めて買ったアルバムが彼女のサードアルバム。のちにテレビの
生番組でこの楽曲を歌い上げる姿をが離れなくなり、頑固なまでに
貫いていました。
なのに・・・。大好きな知可子さんだから・・・。それは、違う!
そんなことを感じる前に体が震えて舞台を見つめる視線が落ち、
これを歌うの?と知可子さんと声にならないくらいの心の叫び。
主人公の女性の心の動きが見えるように、せつなさが募ってくる。
瞳がうるうるとしてきて、この先どうなるのかと不安になって・・・。
歳をとったせいと、言い訳丸出しが妙に恥ずかしくて。
ここで知可子さんのオリジナル「I miss you」を歌う。
ほっとしたと言ったらほんと失礼なんですが、以外性を超えてこれで
来るの状態から解放され、いつものように戻るのと同時に、初めて
ライブで聴くこの楽曲に聴き入って行く。
限られた時間の中であれこれと欲張るわけにもいかず、こうして
聴いたこともないものを聴けるのは、とても嬉しい限りなのです。
このカバーからオリジナルへの変化が、予想を超える展開になる
なんて正直想像が出来なかったし、このライブの趣旨である
「泣いて泣いて泣いてそして笑える明日」を怒号のごとく味わうとは・・・。
小野澤さんのピアノが聴こえて、何の曲だろうと思ってたら、
知可子さんの歌で大好きな楽曲「恋人と呼ばせて」だった・・・。
いつもと違う入り方でその瞬間、頭の中が真っ白になり、何故だか
涙が出てきて。歌って欲しい、聴きたいと思っていても今日はカバー
中心の構成で、聴けることはと・・・。
男の自分がこれを聴いて涙するなんて、不思議に思われるかも。
でも、知可子さんの歌声を通して聴くと、主人公の気持ちが伝わり、
だからいまだに現在の歌声だからこそ、涙腺を刺激するのでしょう。
浦和のディナーショーの時、頂いたデビュー曲なのに、あまりにも
せつなくてトイレで泣いてしまったと語ってた。
それだけ感情移入しているから、自分の心にも届くのでしょう。
これからも大切に歌い続けて欲しい、楽曲のひとつなんです。
ここである歌の歌詞を手紙の封を開けて朗読している。
その歌詞は、誰でも一度は聞いたことがあるもの。
そして、会場全体がすすり泣く声、とまらぬ涙へと誘って行く・・・。